皆さんもよくご存知の童話です。
父は私が子供の頃からよくこの物語の話をします。そして最後にこう言います。
「うさぎさんみたいに早く走れんでいい。カメさんでいい。ゆっくり一歩一歩進むと良か。」
大人になりいろんな挫折を味わってみるとこの言葉がより胸に響きます。
上手に早く走れるうさぎさんが羨ましく思える時もありました。
隣の芝は青いとよく言いますが、それでも私には私の芝しかありません。
自分の芝にせっせと水をやり手入れをしながら、いびつでも自分らしい芝が作れればと思う今日この頃。
ゆっくり歩くことで見える景色もあり、遠回りすることで出会える人もいます。
いつも味方でいてくれる家族、笑ったり泣いたりし合える友人、支えてくださる同僚、お仕事のなかで患者様に心癒される瞬間もたくさんあります。
大切な人たちのとの出会いに感謝をし、小さな小さな幸せを見逃さずに生きていけるスローペースなカメさんとして、これからもゆっくりゆっくり歩いていけたらと思います。