いつも仕事から帰ると、シッポを振りながら嬉しそうに出迎えてくれる愛犬の桜空(さら)。私の大事な家族です。
桜空が我が家の来たのは5年前。親戚から譲り受けたのですが、初めの一週間は寂しがって一晩中ピヨピヨ鳴き続け、家族皆を寝不足にしました。テーブルの上に置いていたティッシュや薬袋などを取ったりして大騒ぎすることも多々ありました。犬を飼うことが初めてだった私達は、癒やしよりも大変さを痛感しました。お互いに少し慣れてきた頃、桜空が突然口から泡を吹きました。慌てて動物病院で診てもらったところ、肝機能の数値が通常の4倍以上に上がっていると言われました。その後も嘔吐や血便などがあり、頻繁に病院に連れて行っていました。病院から処方されたお薬やサプリメントなどを与えて様子をみました。小さい頃からこんなに病弱で大丈夫だろうかと心配していたのを覚えています。
そんな桜空も今ではものすごく元気なイタズラっ子になりました。犬は人間に近いと言われますが、本当に人間の子供のように手がかかるし、人間と同じように様々な病気にもなります。甘えん坊でワガママで寂しがり屋…でも家族を癒してくれるかけがえのない存在です。
桜や空のように雄大さや強さはありませんが、空を舞う桜の花びらのようにこれからも自由にのびのびと育ってくれたらいいなと思います。